理科の知恵(蒸発熱と風呂)

個別指導塾の学習空間、習志野藤崎・西白井教室の竹村です。
風呂で温まるのが楽しみな季節になりましたが、一方で、風呂上りに寒い思いをするのが嫌な人も居るかと思います。
季節外れになる前に、風呂上りに寒い思いをせずに着替える方法について語りましょう

風呂場は多くの場合、3つのエリアに分けられると思います。
1つに脱衣所。風呂上り一番寒いのはここですね。暖房をして対策している家庭も多いのでは。
2つに浴室内。ここが寒いか否かは、感想が分かれるかもしれません。
3つに浴槽内。湯船とも言いますね。ここが寒いとおっしゃる方は…すみません、今回の内容は役に立ちません。
お風呂がすごく寒いという人は多くの場合、浴槽で温まって、脱衣所でその寒い思いをしている事でしょう。
暖房を使っていても寒く感じますね。
―ほとんどの場合、浴室内ではなく脱衣所なんです。
浴室内と脱衣所の違いは。そもそも、なぜ風呂上りに寒い=体温が急激に奪われるのか。
浴室内で寒い思いをしている方も、2点を抑えれば改善の余地があります。

・空気に熱を奪われる
この季節、空気は体温よりかなり冷たいです。冷たい空気に裸で当たれば当然熱を奪われます=寒いです。
「お湯に温められている」浴室内より、脱衣所の方が寒いのは当然と、納得している方もいるでしょう。
夏寒くないのはこの気温の差のせいだという見方は、とても自然です。
そしてこれは暖房を使うことで対策可能です。
…ですが、風呂場に限っては、これは重要ですが決定打ではありません。

・湯に熱を奪われる
具体的に、湯船に入った時やシャワーでついたお湯ですね。これが蒸発するときに奪う熱がかなり大きいです。
一般に、液体は蒸発するときに周囲から熱を奪います。これは温度差による熱の移動とは別勘定です。
この対策に暖房はほぼ効果なしです。お湯が皮膚から蒸発すること自体を防ぐ必要があるわけですから。
…そんなん対策できないじゃん、となりますが、お風呂場に限っては簡単なことでかなり防げます。
なぜ水は蒸発出来るでしょう。水は蒸発出来るから蒸発するわけです。
中学校2年以上の方は、飽和水蒸気量と言う言葉を聞いたことがあるはずです。
湿度100%の空気中なら、水は蒸発しません(※全くしないわけでは無いんですが省略)。
そんな空気がどこあるのかって、あるんです、浴室内に!
浴室内に十分なお湯がまかれた後(または浴槽のフタがない場合)は、浴室内の湿度は100%になります。
浴室内では寒くないのは、このためです。
一番風呂ではこの点、寒い思いをする場合がありますね。

つまりこうです。
浴室は入浴前に、十分に湿らせます。一番に入る場合、シャワーを浴びれば丁度いいでしょう。
湯船につかった後は、脱衣所に出るのではなく、浴室内で体を十分に拭いて、出来れば少し乾かします。
十分に乾いていれば、脱衣所はそんなに寒くないはずです。
脱衣所に暖房を入れてある場合、全く寒い思いをすることはないでしょう。

ただし、浴室のカビ対策や光熱費は意識してください。
生徒さんは、今は家の人が大抵やってくれるかもしれませんが、結構馬鹿にならないはずです。
暖かいお風呂で、エネルギー問題にも思いを馳せてくれれば幸いです。

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