八千代大和田教室

『暴力の人類史・下』ースティーブン・ピンカー

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

「全世界のすべての暴力は規模においても頻度においても減少傾向にある」

 こんな主張をされたら普通の人なら「そんなわけないじゃん」と思うでしょう.僕もそうでした.そんな印象を膨大な資料と統計で覆すピンカーの大著.その下巻です.

[上巻]
 まず本書の概要や執筆のきっかけが綴られる「はじめに」. そして本格的な論考に入る前に,「過去はこんなに危なかったんだぞ」というのを読者に知ってもらうための第1章.第2章からいよいよ「暴力は減っている」ことを示していく段階に移ります.第2章から第6章までをかけて,ピンカーは地球上のあらゆる暴力は減少傾向にあるという歴史を示していきます.戦争,死刑,ジェノサイド,喧嘩,殺人,イデオロギーによる殺戮,拷問,奴隷制,などなどありとあらゆる暴力は世界中のどこを見ても,どのような規模や頻度でみても減少傾向にあることを見ていきます.これだけで正直お腹いっぱいって感じです.

[下巻]
 一応下巻の感想なので下巻のほうが長いです.下巻は第7章「権利革命」から始まります.ここは第2章〜第6章の続きで,女性や子供に対する暴力や動物に対する虐待などを見ていきます.昔は女の子が生まれてきたらその場で殺すという習慣がありましたし,8歳児に強制的な労働を課したり,言うことを聞かなければ鞭を打ち,時には殺してしまうことも多々ありました.数十年前まではアニメの一場面としてもよく登場した子供の尻叩きも暴力であることに変わりありません.レイプが犯罪だとみなされていない時代も長くありましたし,女性は旦那に奴隷のように扱われてもすべて合法な時代もありました.第7章ではこういった女性や子供に対する暴力すらも極端に減少していることを指摘します.尚且つ,暴力に対する人々の倫理観も変わってきているとピンカーは言います.例えば子供の尻叩きを道徳的にダメとする人が以前よりも確実に増えてきているのです.ピンカーはこの一連の女性や子供の権利の回復を「権利革命」と呼んでいます.
 動物への暴力も同様です.鶏同士を戦わせたり熊と犬を戦わせてそれを鑑賞したりする娯楽が隆盛を極めた時代がありました.日本でも闘犬などのブラッド・スポーツが親しまれていた時代があります.戦わせはしないけれども,大学の実験室でのラットの扱いなどは一昔前までは酷く非人道的なものだったと聞きます.こういった動物への暴力も年月を経るごとに確実に減少しています.今の時代,闘犬なんて絶対に出来ませんし,実験で使う動物もそれが多くのメリットを生み出すという証明ができない限りは認可が降りないそうです.ピンカーはこの動物に対する権利革命を「究極の権利革命」だと言います.なぜなら女性や子供と違って,動物の場合は動物本人の意志は不明だからです.女性・子供の場合は当人たちから声も上がったでしょうし,人間同士ですから彼らに対する仕打ちがどれだけの苦痛を生じさせるかをある程度推測することが出来ます.しかし動物の場合は,動物は(ましてや魚介類などなら)自分から「痛い」と言いませんし,自分たちの権利を主張することもありません.つまり動物の権利革命は完全に人間の道徳心だけに依存してなされた革命であり,それは権利革命の究極の形であるということになります.

 第2章〜第7章を通してありとあらゆる暴力が減少傾向にあるという歴史的事実を概観してきました.これだけでも大著の名にふさわしいのですが,本書はこんなものでは終わりません.人間には暴力を誘発する5つの内生的要因と,それを抑止する4つの機能があります.第8章「内なる悪魔」では暴力を誘発する要因であるプレデーション(捕食)・ドミナンス(支配,優位性)・リベンジ(報復,復讐)・サディズム・イデオロギーの5つに焦点を当てます.ここから内容は一気に心理学的になります.第9章「善なる天使」では暴力を抑止する要因である共感・セルフコントロール・道徳とタブー・理性の4つに焦点を当てていきます.そして第2章〜第7章で見た暴力の減少は,この「内なる悪魔」に「善なる天使」が打ち勝ってきた歴史なのだというわけです.

 上下巻合わせて約1300ページという大著ですし,上下揃えると9000円を超えるので購入には勇気が必要でしたが,見返りはそれ以上のものでした.

 こういう類の本にしては非常に分かりやすく書かれていると思います.大学1・2年生くらいならスラスラ読めるはずです.もうすぐ夏休みですし,学生の方は夏の思い出づくりに,社会人の方もお盆休みなどに一気に読んでみてはどうでしょう?高校3年生も受験が終わってから大学に入るまでにじっくり読んでみても良いかもしれません.ページをめくるたびに脳がアップデートされていくような感覚に陥り,読後は「少し成長した」と実感できる本です.

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人生の財産

個別指導塾の学習空間、八千代大和田教室・鎌ヶ谷教室の川田です!

みなさんこんにちは!梅雨入りが発表されましたね.雨が降ると家から出たくなくなりますよね….しかし家から出ないで人との関わりを避けている人はもったいないなと思います.特に「私人見知りだから」とか言い訳をして他人と関わりを持とうとしない人です.人と関わりを持つことも将来の糧になります.よくあることとして以前何かで話題になっていましたが,「コネを使った入社」です.良い企業などに自分と関係を持ってる人を入社させるアレですね.(笑)私はコネ入社を良くないことだとは思いません.なぜなら入社時に「人脈」という能力を使っているわけですから.もちろん,仕事に適した能力で入社することが一番ですが…
また,「人脈」は自分を助けてくることがあります.自分が困っているときに周囲の人が協力してくれたりすることもあります.ただ,助けてもらうことばかりではなく自分からも他人に協力してあげましょう.協力してくれない人間に協力しようとは思わないですよね(笑)人脈というのは人生における「財産」になり得ると思います.
積極的に他人とコミュニケーションをとり自分の「財産」を増やしていって欲しいと思います.
まとまりのない文章で申し訳ないですがこの辺で.(^_^)/~

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受験生の勉強時間と生活習慣

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

 先日,全統マーク模試が終わり,いよいよ大学受験シーズンも本番という感じですね.受験生,特に現役生にとっては夏が受験の山場みたいに思ってる人もいるかもしれませんが,夏休みに死ぬほど勉強するための準備を今のうちにしておかないと夏休みが機能しませんので,夏に入るまでに,すなわち6月末までにある程度の決着はついていると思って今の勉強に励んで下さい(*´∀`*) 遠足や旅行と一緒で事前にどれだけ準備をちゃんとしたかが,旅行当日のスムーズさや楽しさに繋がります.旅行の面白さというのは旅行をするまでにだいたい決まっているものですよね.それと似ています.特に高卒生はここでボケッとしていると夏以降に現役生に面白いくらいに抜かれますから気をつけましょう!

 さてさて.受験勉強というのはまあ結構大変なわけです.毎年これは結構話すのですが,なかなか理解されなくて悲しいことの1つです(;´д`)トホホ….なんで理解されないかというと,大学受験をするために必要な,「これくらいやっておけば大丈夫」という勉強のレベル・量というのはなんとなく我々の中にはあるのですが,この「これくらいやっておけば大丈夫」という水準が講師の我々とご家庭の方でかなり認識がズレているのですね.春の面談ではこのへんは結構お話したので,聞いた人は「あああの話ね」ってなると思います.

 で,生徒とかにもよく言われるわけですよ.「先生,どのくらい勉強したら良いですか?」って.もちろん勉強というのは時間や見かけの量で決まるものではもちろんありません.人によって必要な程度はもちろん違うでしょう.しかし,毎年大学受験生を見ていて,勉強を本当に真剣にやっている生徒に共通していることが1つあります.それは「親に止められる」ことです.高校生の皆さんは親に「勉強しなさい」と言われることはよくあるでしょう.耳が痛いですよね.でも「勉強やりすぎじゃない?勉強しないで少しは休んだら?身体大丈夫?」って言われたことありますか?恐らく高1・高2生はほとんどないですよね.勉強をしているかしていないかの1つの境目はここです.本気で勉強しだすと,周りの人間が心配して止めに入ります.今まであまり勉強してこなかった我が子が,急に1日14時間とか勉強しだすとやっぱり親御さんはちょっと心配になっちゃうんですよね.でもそのくらいやるのが大学受験です.なので,高校生の皆さんは,親御さんに止められるくらい勉強して欲しいと思います.そして,止められたら,気持ちはありがたく受け取って感謝の言葉をきちんと述べてから丁寧に断って下さい.「私のことを心配してくれてるのはとても嬉しいし,いつも遅くまでご飯を作って待っていてくれるのは本当に感謝している.でも私は歩みを止めるわけにはいかないんだ.勉強しなければならないんだ.」と胸を張って言えるようになってほしいと思います.

 あとは受験勉強をそんなふうにガッツリやっていると当然起こってくるのが生活習慣の乱れです.大学受験生に毎年見られることは,食生活の乱れと体重の増加です.長いときは朝10時から夜11時まで塾で勉強という日もありますので,食事を満足にとる機会が減ります.塾長が晩御飯を作ってくれる個人塾もありますが,ほとんどの塾ではそんなことはないので,コンビニ等で済ませてしまうことが多いでしょう.そうすると栄養が偏ってきます.あまり極端な生活が続くと健康にもよくありませんので,これを回避するために受験生はご飯はなるべく家に帰って食べるようにしましょう.塾から家が近い人なら比較的かんたんにできる方法だと思います.
そしてもう1つは運動不足からくる体重の増加です.毎年高3は入塾時から大学入試時までに5kgくらい太ります.10kgくらい増える生徒もいますし,気を使って晩御飯を減らす女の子とかだと殆ど変わらない人もいます.これを回避するために,週に2日くらいは運動をすることをオススメします.ウォーキングとか軽いランニング程度で良いと思います.ちょっと運動するとストレスも減ってまた勉強に身が入ることも期待されますしね.

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熟語を有意義に覚えたい

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

漢字の熟語ってどうやって覚えるのかっていう話ですね.最終的には書いたりしながら泥臭く覚えるしかないのですが,もう少し楽に覚えていきたいですねっていう話です.

自分の生徒を見ていても,漢字は「とにかく書くだけ」っていう生徒が非常に多いです.うーん,やるだけ偉いのですが,覚えないといけない漢字ってどれだけあるのでしょう??正直闇雲に書きまくっても次のテストまでには全部キレイさっぱり忘れている気がします.

漢字は表意文字です.英語のような表音文字ではありません.要するに漢字には1文字1文字意味があるじゃん,それを考えていれば丸暗記するよりは楽ですよっていう話です.

例えば「読書」っていう言葉は「書(本)を読む」という意味ですよね.漢字そのものの意味が分かっていれば,ぐっと覚えやすくなります.

「沈黙」だと「沈んで,黙る」んですよね.めっちゃ静かにしてる感じしますよね?(押し付け

「養鶏場」は?「鶏(ニワトリ)を養う(育てる)場所」です.

こんな風に漢字1字1字が持っている意味を考えていれば,なんとなく意味が分かる言葉っていうのは意外と多いのです.ちなみに「意外」はどうでしょう?「意識の外」だから「思ってもみない」という意味ですね.

少しむずかしい言葉もやってみましょう.「耽溺」はどうでしょう?「溺」は分かりますね.コナンとかでよく「溺死」する人がいます.溺死は「おぼれて死ぬ」ことですから,「溺」は「溺れる(おぼれる)」です.「耽」はどうでしょうか?ちょっと難しいですかね.「耽」は「耽る(ふける)」という訓読みをします.「物思いにふける」とか「本を読みふける」のように使います.「そのことだけに熱中する」という意味ですね.「溺れる」も水に溺れるだけじゃなくて「ギャンブルに溺れる」という風に使いますよね(ギャンブルに溺れちゃダメですよ).こちらも「そのことだけに熱中する」という意味で使うことができます.ですので「耽溺」は読み方が分からなくても「何か1つのことに夢中になること」だと予想がつきます.更に「なにかに溺れる」っていい意味で使いませんよね.さっきの「ギャンブルに溺れる」とか「酒に溺れる」とか,「夢中になっちゃダメなことに夢中になっちゃう」という感じで使います.なので「耽溺」も恐らく「良くないことに熱中すること」なのかなあと予想できます.ちなみに耽溺は「たんでき」と読みます.

もちろん,すべての熟語でこんな事ができるわけではありませんが,漢字の意味を考えながら漢字の勉強をしていると丸暗記よりは有意義に覚えられますよという話でした.

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若者の政治参加

個別指導塾の学習空間、八千代大和田教室・鎌ヶ谷教室の川田です!

久しぶりの投稿ですね.
今週のテーマは「政治」です.今の政治について色々書こうかと思ってたのですが,今回は個人的な理想を語らせていただこうかと思います.

突然ですが選挙権が何歳で与えられるか知っていますか?はい,大丈夫ですね.今は18歳です.少し前まで20歳だったのが引き下げられ18歳になりました.若者の政治参加を促そうとしての措置です.では実際に前回の選挙で若者の投票率が上がったかというと実はそうでもないです.平成29年に行われた衆議院選挙の投票率は10代が40.49%,20代で33.85%.それに対して60代は72.04%,70代以上は60.94%もあります(総務省HPより). 10代の投票率は20代よりも高いのは,20代と比べて就業している人が少ない,せっかくだから選挙行ってみようと思う人がいる等の理由が思い浮かびますが,それでも60代,70代の人と比べても少ないです.これではせっかく投票権を18歳に引き下げたところで若者の政治参加としては不十分です.若者の政治に対しての関心は低いままなので改善していかなければいけません.年配の方向けの政治が行われてしまうという事態なっているからです.政治家も立候補したからには当選したいと思うのは当然のことです.多くの票を集めようとしたら投票率の高い世代向けに有利な公約を出すのは自然なことです.その結果,多くの政治家が60代に有利な政治が行うことになります.若者の意見は蔑ろにされてしまっていると言っても過言ではないです.そんな状況でも文句は言えないわけです.なぜなら,選挙という正式な方法で政治家になった人たちが政治を行っているからです.デモ行進しようが,野次を飛ばそうが,道端で不満を言おうが関係ないです.嫌なら選挙に行って自分が納得できる様に投票するしかない.投票した人が負けたらそれは仕方ないです.民主主義ですから.しかし,「私一人が行っても変わらない」と思っている人がいるので,投票率は低いままです.とにかく若者の投票率を上げれば政治家も若者の意見を蔑ろにするわけにはいかないので若者意見も採り入れて,そういう公約を出す政治家も増えてくると思います.とにかく若者が投票にいくという事が大切になるので,めんどくさがらずに投票に行きましょう.

とここまでだと以前書いたブログと内容が被りますが,私の理想はここからです笑

まず,なぜ60代,70代の投票率が高いのか考えてみます.①仕事の繋がり.仕事上の関係で投票してくれと頼まれた.②立候補している人が既知の人物である.友人が立候補していたら誰だって応援したくなります.立候補している人たちがちょうど60代ぐらいの人が多いのでしょうか.
ここで②の理由から考察すると「立候補している人が友人であれば若者も投票に行くのでは…」ということになりますね.そうです.若者が立候補すれば良いんです!!
選挙権については18歳に引き下げられましたが,被選挙権に関してはノータッチでした.被選挙権とは立候補できる権利ですが,衆議院は25歳,参議院は30歳,都道府県知事は30歳,都道府県議員,市区町村長,市区町村議員は25歳となっています.25歳という年齢は,一般的には大学を卒業する歳が22歳なので,卒業しても3年は立候補できません.これでは若者が立候補しようとしてもハードルは上がってしまいます.社会経験を積まないと政治的な判断力が乏しい.最低限の社会経験をしてから立候補せよ.ってことなんですかね.少々納得いきません.政治的な判断力ってなんでしょうかね.
「社会経験がないけど,こういう政策で日本をよくしたいんだ!」
こういう理想を熱く語る若者が立候補してもいいと思います.(その若者に投票するかはもちろん別問題ですが…)
つまり,「選挙権だけでなく,被選挙権も18歳に下げるべき.」というのが私の意見です.若者が立候補することにより,その友人もその若者を応援するために投票にいくでしょう.すると若者の投票率が少しでも上がりますよね.もちろん立候補するのも簡単なことではないです.供託金というお金が必要になるのでお金のことも考えなければならないですね.

現実的かどうかはおいておいて,個人的な理想を語っただけです.笑

暑かったり寒かったり気温差激しいので体調にはお気をつけて.ではまた(^_^)/~

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新年度

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井の小西です.

今年度ももうおしまいです.今年は大学入試がかなり激化したのでとてもつらい1年でした.そんな中でも私の見ていた生徒たちはちゃんと進路を決めてくれたのでホッと一息です.

入試というのは最後までわからないもので,国公立後期入試の土壇場で弘前大に繰り上げ合格してくれた生徒もいました.最初は不合格だったので凹んでいたのですが,先日のディズニーツアーの途中で生徒からLINEで「繰り上げ合格しました」と連絡があり,ディズニーどころではないくらい嬉しかったです.

あと今日は3年前に塾を辞めてしまった生徒から連絡があり,東京理科大に進学しますと連絡を受けました.進路が決まったのももちろんですが,3年前に辞めた塾の先生にわざわざ連絡してくれたのがとても嬉しかったです.

もう次の年度が始まります.大学入試は「高3の4月から頑張る」ではもう間に合わない状況になっています.少しでもサボってしまった生徒は必死に取り返して下さい.3月に笑って入試を終えられると良いですね.

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勉強をする意義。大学受験と高校受験の違い

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

 中三生のほとんどは、将来をどうするのかまだ漠然としか考えていないと思いますし、中学生としてはそのほうが健全だとも思います。将来大学に進学したい人もいればそうでない人もいるでしょう。しかし大抵の人は「行けるものなら大学に行きたい」と思っているのではないでしょうか。私見ですが、大学受験というのは本当に良いものです。人類が数百年、下手したら数千年かかって手に入れてきた叡智をたった三年間で学べてしまうのです。ただでさえ大人になったら勉強できる時間は減ってしまうので、おそらく高校三年間以上にコストパフォーマンスが良い学習はほとんどの人は死ぬまでできないと思います。

 勉強する意味というのは人それぞれだと思いますが、私は一つの理由として「将来やりたいことが見つかったときに、その分野の本が読めるため」だと考えています。勉強とは一見関係のない分野(スポーツ、美容、音楽、映像、料理、などなど)でも、その分野の高度な知識というのは必ず本という媒体を通して記録されています。これは人類が古来より文字という記録媒体に頼ってきたことから自明でしょう。そしてその文字によって記録された本を読むためには一定の教養と知識、多少の読解力が必要になります。もし中学高校の六年間でろくに勉強をせずに過ごし、大人になってから心の底からやりたいこと・面白そうなことと出会えたとしても、中高での勉強の経験がないと一冊の本を読み通すことは困難です。せっかく面白そうなことと出会えたのに、過去の自分の不勉強のせいで本一冊読むことができない。それはとても悲しいことだと思います。

 私自身もそういう経験はたくさんあります。ここ数年、私は哲学や文学に興味が湧き、自分で本を読もうとしているのですが、哲学や文学の専門書を読む訓練をろくに行っていなかったので今になってそれらの本を紐解いてもなかなか読むことができないのです。自分の不勉強のせいではあるのですが、大人の方でもそのような経験はあるのではないでしょうか。

 もう一点。大学受験を考えたとして、その難しさは高校受験の比ではありません。よく「高校受験のときよりめっちゃ頑張れば良いんでしょ」というテンションの高校生がいますが、高校受験と大学受験の違いはそんなものではありません。どれくらい違うか、例えて言うと「野球で県大会まで行った人がサッカーの全国大会に出ないといけない」くらい違います。高校入試の延長上に大学入試があってその距離がとても遠い、という感じではなく、まったく別の試験である、というくらい違います。以下大学受験と高校受験が別物だという理由をいくつか書いてみます。

 一つ目は出題範囲です。高校受験は公立入試であれば、学校で習った内容と入試で出る内容はさほど変わりません。学校のワークとほぼ同じ内容、同じレベルの問題が出題されます。なので習ったことをできるようにしておけば高校受験は大丈夫です。しかし大学受験はその出題範囲は広大です。高校の授業では範囲をそもそも網羅できません。特に英語は、偏差値五〇前後だと文法を一切授業で扱わない高校もたくさんあります(信じられないかもしれませんが、本当のことです)。つまり高校の授業を熱心に予習復習していても大学受験のスタートにすら立てないなんてことも多いのです。理科や数学も高校の授業ペース・内容では入試には間に合わないことがほとんどです。

 二つ目は受験者層の違いがあります。これを説明するために、偏差値というシステムを簡単に説明しておきます。偏差値はだいたい、一番下が三〇で一番上が七〇、五〇が真ん中です。日本の高校進学率はほぼ一〇〇%近くありますので、高校の偏差値は全高校生の学力をもとにできていると言ってもいいでしょう。つまり、全高校生の中で真ん中くらいなら偏差値五〇です。しかし大学受験の場合は話が少し異なります。日本の大学進学率は五〇%弱です。ここでは五〇%としてみましょう。また、話を簡単にするために学力上位五〇%が大学進学を目指すと考えます。そうすると、高校では偏差値五〇~七〇の人たちで大学受験が行われることになります。つまり、大学受験における偏差値三〇は高校受験での偏差値五〇くらいということになります。大学受験での偏差値五〇は、高校受験での偏差値六〇くらいです。なので、目安としては高校で普通に勉強を頑張っていた場合、その高校の偏差値から一〇を引いた偏差値の大学くらいに進学できるということになります。偏差値五〇の高校だったらメインの進学先は偏差値四〇の大学っていう感じです。これをひっくり返して偏差値六〇くらいの大学に進学するのは容易なことではありません。

しかしこれだけキツイ大学受験を戦い抜いた生徒は必ず大きく成長します。この時期の高校三年生の顔は以前とは見違えるほど清々しく、澄んだ目をするようになります。我々からしたら「この仕事をやっていてよかった」と心の底から思える瞬間でもあります。

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高校数学ミニ講座〜真面目にサボる対数方程式〜

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

先日Twitterでつぶやいたものの焼きまわしです.

(1)xの方程式log_2 x=3を解け.

まず解いてみましょう.

ほとんどの高校生はこう解いたはずです

まず,真数条件からx>0,この下でlog_2 x=3⇔x=2^3=8.これは真数条件x>0を持たす.よってx=8.

もちろん正しい解答です.しかし少し考えてみましょう.すなわち「真数条件に反する解が出てくることはあるのか」ということです.

まず対数の定義に立ち返ってみます.a>0のとき,log_a b=cの定義はa^c=bです.つまりlog_a b=c⇔a^c=bということ.式の形を見れば明らかですが,必ずa^cは正,つまりそれと等しいbも正であることが定義より言えます.

ではもう一度対数方程式に戻ってみますと,log_2 x=3という方程式は対数の定義より2^3=xと同値です.log_2 x=3⇔2^3=xです.右側の式に着目すれば分かると思いますが,底が2(>0)ですので必ず最右辺のxは正になることがわかります.

つまりこの場合は真数条件x>0は「必要ない」ということになります.定義から真数部分は正になることが分かっているからです.少し式の形を変えてみます.log_3 (x-1)=2という式を考えます.この方程式も対数の定義より3^2=x-1と同値であり右辺のx-1は正になることが言えます.

では次の方程式を考えて下さい.

log_2 x +log_2 (x-3) =3

普通の解答では,真数条件としてx>0かつx-3>0からx>3の下で式変形をしていきます.ここでは真数条件は考えなければいけないのですが,実は両方の真数条件を考える必要はないのです.

では真数条件を取り敢えず置いといて,同値な変形になるかどうかを見ていきましょう.

log_2 x +log_2 (x-3) =3…①
log_2 x(x-3)=3…②
x(x-3)=2^3…③

③以降は普通の2次方程式なので省略します.②と③は同値です.対数の定義ですね.では①と②はどうでしょうか.

①が式として成立するためにはx>0とx-3>0の両方が必要です.ですが,②が成立するためにはx(x-3)>0が成り立てば良い.x(x-3)>0は「x>0かつx-3>0」または「x<0かつx-3<0」と同値ですので,②が成り立つからといって①が成り立つわけではありません.①が成り立っていれば②は成り立ちますね. つまり①⇒②は言えるが,②⇒①は言えない,ということです.では②⇒①が言えるためには何が言えなければならないか.②は「x>0かつx-3>0」または「x<0かつx-3<0」ですのでここから「x>0かつx-3>0」だけが成立するためには条件として何が適切か.

答は「x>0またはx-3>0」が成り立てば良いですね.2つの数をかけて正,かつ片方が正ならもう片方も正になるしかありません.つまり②⇒①を成り立たすためには,条件として「x>0またはx-3>0」が付け加われば良い,ということになります.

ということは,今までは真数条件としてx>0かつx-3>0を考えていたわけですが,本当はx>0かx-3>0のどちらか一方が成り立てば良いのです.強調して言うと,x>0とx-3>0のうちの「弱い方の条件」のみを加味すれば正しい解を導く上では問題ないということになります.

「結局どっちも考えたほうが確実でしょ?」と言われそうですが,まぁもちろんその通りなのですが,こういった簡単な例でちゃんとものを考えるという練習をすることは極めて教育的だと思われますし,機械的に方程式を解くよりは幾分か有意義であると思います.

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好きな映画

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

先日,久しぶりに「レオン」という映画を見ました.リュック・ベッソンのハリウッド映画初監督作品で,ジャン・レノとナタリー・ポートマンがブレイクするきっかけになった映画です.エンディングテーマがSTINGのshape of my heartですが,この曲がめちゃくちゃ有名ですよね.

凄腕の殺し屋レオンと父親が殺された少女マチルダがひょんなことから行動をともにすることになり,マチルダは父親の敵を討つためにレオンに暗殺の技術を教えてくれと懇願します.最初はレオンも断るのですが,本気のマチルダにしぶしぶレオンも相手をしているうちに,良いパートナーとなり,純愛が芽生えてくるというストーリーです.

直接的な表現はありませんが,成人男性が少女に殺しを教えたり愛を囁いたりする映画なのでその世界観は独特です.

僕は数年前に初めて見たのですが,一度見て好きな映画の1つになりました.
シリアスな映画なのですが,主要シーンでのアクションが意外とスタイリッシュで爽快なこと,ゲイリー・オールドマン扮する悪役のスタンスフィールドがぶっ飛んでいてとてもいい悪役なこと,が主な理由です.

最近洋画をちゃんと見る機会があまりなかったので,久しぶりに洋画は良いもんだなと再確認しました.去年見た洋画と言えば「ダンケルク」くらいだったので.そう言えばITも公開されてましたが見てませんね.....

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先週はびっくり!

みなさん、こんにちは!個別指導塾の学習空間、八千代台教室・八千代大和田教室の川田です!

いやー、先週はびっくりしましたね・・・。
まさかあんなに雪が降るなんて・・・。(笑)
千葉では雪が積もることは珍しいことみたいで、生徒の皆さんもテンション上がって(?)ましたねww
「雪かき憂鬱だなー」なんて思っていたら次の日にはほぼ溶けてました。交通の乱れも最小限で済んだみたいでよかったです!
「雪合戦したの?」と聞くと、「したよ!雪だるまも作った!」なんて声もあったり元気があっていいことですね。雪で遊ぶなんてもう全然してないですねー。(体力が・・・)

雪の当日、塾はお休みでしたので都合の良い日に振替を取って下さいね。
また、インフルも流行っているのでインフル予防もしっかりしていきましょう!

受験生の皆さんは最後まで走り抜けましょう!

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