大学受験の厳しさ

個別指導の学習空間,八千代大和田・佐倉臼井教室の小西です.

大学受験というのはとても厳しい闘いです.保護者や生徒の皆さんも「大学受験は高校受験に比べて大変」という認識をお持ちの方はとても多いのですが,その大変さを正確に理解されている方はやはりまだまだ少ないように思います.保護者面談などをしていても,大学に入るために必要な勉強量とご家庭の考える「このくらい勉強しておけばいいだろう」という量はあまりにもかけ離れているのを肌で感じます.しかしこれは受験指導を経験していないご家庭の人には当然のことで,誰が悪いというものではありません.面談ではそのような誤解を解くためにも大学受験に関しては丁寧に話すことがあります.

では具体的に大学受験はどのくらい大変なのでしょうか.

①大学受験は全国大会
高校入試は県で1位2位の上位校でない限りは,その高校のある市町村かせいぜいその隣接市町村からしか受験者が来ません.つまり高校受験は基本的にせいぜい「市大会」レベルです.もっというと高校受験は中3しか受験しません.
これに対し大学受験は全国大会です.全国の都道府県から受験者が来ます.さらに浪人生や,はたまた社会人が一般受験をしていることもよくあります.スポーツなら市大会と全国大会のレベルの違いがどれほどのものかよくわかると思います.ちょっと頑張ったくらいでどうにかなるものではないですよね.受験も同じです.ちょっとやそっとじゃどうにもならない壁がります.

②大学受験は上半分
日本の高校進学率は97%程度です.ほぼすべての中3が高校生になります.しかし大学への進学率は日本の場合,50%弱です.大学進学率が半数近いというのは世界でも最高水準だと思いますが,それでもすべての高校生のうち約半分しか大学へは進学しないのです.つまり,高校の偏差値と大学の偏差値を同じ感覚で考えていると痛い目に遭います.偏差値は50が真ん中です.単純に高校生の成績上位半数が大学に進学すると仮定すると,偏差値50の高校に入学した高校生は大学受験においては最底辺付近に位置しているということです.一般に,高校の偏差値と大学の偏差値は10近く違うと言われています.つまり偏差値60の高校に入学して,結構頑張れば偏差値50の大学に行けるということです.もちろんすべてではなく,あくまで目安ですが.

③そもそも教科内容が桁違い
当たり前なことなのですが,どれくらい違うかを英単語を例にしてみましょう.偏差値55程度の高校に合格するには,もちろん他の教科の出来にもよりますが,正直500単語くらいがスラスラ読み書きできれば余裕です.「え,そんなんでいけるの?」と思うかもしれませんが,高校受験で必要な英単語数は県1位の進学校でもせいぜい1200語くらいです.さらに公立校高校の入試問題は難しい単語はありませんし,問題も私立などに比べて非常に平易に作られています.そこで60点(他の教科の点数によります)ちょいとれば良いわけで,そうすると問題を見ている限りせいぜい500単語程度の読み書きがスラスラできれば充分対応可能です.恐らく偏差値55あたりの高校に合格する生徒の中には500単語の語彙も持っていない生徒がかなり多いように感じます.
では大学受験ですが,大学受験はセンター試験で約2000語の語彙が必要です.本屋さんで売っている英単語帳は2000語程度のものが大多数ですが,市販の単語帳の最後の方は難しいので偏差値50くらいの大学を狙っているのなら覚えなくても良いとしても,中学からの単語数で数えるとやはり2000語は最低限必要です.単純に4倍です.勉強量と勉強時間は正確に正比例するわけではありませんが,ある程度は比例するはずですので,そう考えると英単語だけで高校受験の4倍の勉強時間が必要になります.ここに国公立大なら7~8科目勉強しなければならないわけです.それなりに部活も楽しんで青春してるようだと到底不可能です.部活や青春してるのを否定はしませんし,やるなら大いに楽しんで欲しいのですが,大学受験を考えるならそれだと厳しいですよというのは知っておいて頂きたく思います.

真っ先に思い浮かぶ理由を3つほど並べてみましたが,高校受験と大学受験が雲泥の差であり,「高校受験よりちょっと頑張ればなんとかなる」程度の認識だと取り返しのつかなくなる事がお分かりいただけたかと思います.今,高1で一生懸命塾に通ってくれている生徒たちは逆にチャンスです.勉強の大事さに目覚めるのが早ければ早いだけ結果は出やすいですから.高1は大学受験まであと800日程度です.頑張りましょうね.

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