理科で読む「矛盾」②

個別指導の学習空間 千葉エリア 習志野藤崎・佐倉臼井教室の竹村です。

前略。矛盾、どうなるのか。
まずはそれぞれの記述から、条件や情報を引き出してみましょう。
※竹村は、古典というか語学の素人です。時々テキトーいうかもですが、ユルシテ。

盾の方から
原文:吾盾之堅、莫能陥也
意訳:「この盾の堅さは、突き通すことができるものがないほどだ。」

文面を見ると、盾の自慢ではなく、堅さの自慢ですね。また、書き下し文見比べて、「突き通す」と訳しましたが、原文では動詞のポジションに「陥」という語が使われてます。書き下すと「陥す(とおす)」となるものの、どうも現代の日本語にはない表現ですね。。漢字の意味的には「通す」とほぼ同義っぽいです。
さらに意訳すれば、これは「貫通する」まで言ってしまっていい気はします。そうなると、「貫通はできない(刺さらないとは言っていない)」と解釈しても許されそうです。堅さ自慢してますので、文脈的には「そもそも刺さらない」と思い込みがちですが、これだと「傷が付かない」と同義になり、さすがに厳しい。「硬い」とも言ってませんもんね。

また、盾のサイズに言及がないため、例えば通常想定される矛の穂先より分厚い盾(!)だとすれば、そうそう突き通せないかもしれません。重そう…

語学的な背景が絡むため、追及が難しいですが、この文、主語や目的語が結構省かれてます。そのため逆に、そこにも解釈の余地がありそうです。
常識的な範囲であっても、「※戦場での使用を想定しています」くらいは、やっていい気がします。例えば「突き通すことができるもの(=武器)が(私の知っている限り戦場には)ない」と読んで、「もの」の対象を(商人が想定している)武器に絞ってもいいかもしれません。この商人は21世紀の戦車砲の存在なんて考慮してないと思いますが、だとしても別に許せないことではないでしょう?

さらに言えば、戦場での使用が前提だとすれば、例えば1日かけて錐で穴を空けるなんてのは想定外としても許されると思います。貫く方法がないとまでは言っていませんし、この場合、貫ける錐が存在するといって、商人を嘘つき扱いしようとは思わないでしょう。

そもそも誇大広告って解釈については、話がそこで終わっちゃうのでナシ。

盾側の条件や情報はこんなところでしょうか。
・貫通されない。傷すらつかないとは言っていないし、刺さるかもしれない。
・すごく大きいかもしれない。特に、分厚いかもしれない。
・普通に突いて貫ける武器はないだろうけど、貫く方法がないとまでは言っていない。

原文:吾盾之堅、莫能陥也
超意訳:我々の知る範囲の武器が、戦場で想定される使用法で振るわれた場合については、この盾は貫通まではされないよ。

次は矛です。
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