学習空間 八千代台教室 習志野藤崎教室の高橋です。
みなさん新学期いかがお過ごしですか。新しい勉強がスタートして、大変な思いをしてるかも知れませんね。
私も最近、新年度スタートを機に勉強に力を入れてます。特に、以前仕事で外国人に日本語教えていたり、大学時代はドイツ語を専攻していたり、と言うこともあって、日本語の勉強を総復習しています。
日本語の勉強と言うと、「日本人なんだし、話せればいいじゃん。そもそも勉強しなきゃならない程難しいの?」と言われそうですが、あなどることなかれ、たとえば
「昔々おじいさんとおばあさんがいました(1)。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました(2)。」
(1)では、おじいさんとおばあさん「が」となっているのに、
(2)では、おじいさん「は」、おばあさん「は」となっているのはなぜでしょう。
これを的確にこたえられる日本人は全日本人の1%くらいでしょう。わたしは仕事上、外国人からこういう質問を山ほど受けてきたので、答えられますが。
初めて出てきた情報は「が」、それ以降に同じ情報が出てきたら「は」をつかうというルールですね。
さて、このようにまず自分の母国語を客観的にとらえられるようになると、いいことがあります。
ずばり、自分の母国語を尺度にして、外国語との比較ができるようになり、結果外国語の理解につながります。
実際に先ほどの「が」と「は」の問題は英語の「a」、「the」の問題と非常に似ています。
I have a car. The car is made in germany.
みたいな感じですね。ほかにも、
このプリンターは壊れている。
を英語で書くと
This printer is broken.
となります。中学校の英語で「『~ている』は現在進行形だから『~ing』」としか教えられていなければ、
This printer is breaking.
としてしまうかもしれません(もちろんこれは間違えです)
ここでも日本語の知識が役に立ちます。
日本語の「~ている」は
1.「動作の進行」だけでなく
2.「動作の結果の状態」も表わします。
国文法の世界では1.の意味を持つ動詞を「継続動詞」と呼び、2.の意味を持つ動詞を「瞬間動詞」と呼んだりします。
なので、「壊れる」は瞬間動詞です。
このことをしっていれば、「~ている」に引っ張られてやたら「~ing」を使うことも少なくなるのではないかと思います。
まとめると、
日本語ができると、外国語の勉強にも役立ちますよ。
ということです。ではまた。
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